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22卒みずほ証券グローバルマーケッツ部門(クオンツ)本選考体験記

みずほ証券グローバルマーケッツ部門本選考を受けた

みずほ証券グローバルマーケッツ部門の本選考に応募した。本選考の内容や進行の仕方を記録に残す。一部批判的な内容も入るかもしれないが、人事部の人たちへの不満ではなく、こういう制度を作った人たちへの不満である。就活は嫌いなので。
グローバルマーケッツ部門の中でも、私は特にクオンツを志望しており、インターンにも参加した。その上での話であることを留意してほしい。

内容

  1. みずほ証券グローバルマーケッツ部門本選考を受けた
  2. 内容
  3. エントリーシート
  4. 面接
  5. 提出したエントリーシート

エントリーシート

スタート特定型の一次締め切りは2021年3月9日。インターンの参加者は一次締め切りで出すように言われていた。私は、インターンに参加したとき人事の方から、「締め切り直前にはたくさんの応募があるから一つ一つに時間かけてられない。もしかしたら時間かけられなかったせいで、縁が無かったとなるかもしれない。だから余裕をもって出すべきだし、本当に志望しているなら早めに出すよね。」みたいなことを言われていたので、それならと、3月1日0時に就活が解禁し、マイページが本選考用に切り替わってから4時間後にエントリーシートを提出した。Webテストインターンの時のものを使いまわしたのでこの時点でエントリー完了。おそらく最初の応募者であろう。一字一句、言葉を選んだ背景まで読み取ってもらえただろうか。
エントリーシートの項目は以下の通り。

  • 「学生時代に力を入れたこと」400文字以下
  • ご自身が選択したコース(※)の志望理由と、みずほ証券を志望する理由を400字以内で入力してください。(コース:GIBコース、GMKコース、RCUコース、ITRMコース)400文字以下
  • 「あなたが考える日本の課題や問題点をとりあげ、当社グローバルマーケッツ部門で何を実現したいか」を400字以内で入力してください。400文字以下

私が書いたエントリーシート後ろに載せる。

面接

エントリーシートの提出から約二週間たった後(一次の締め切りから一週間)、非通知で電話(何回か電話取れませんでした。わざわざ非通知を外してかけていただいたこともあったのに。すみません。)が来て2021年4月の初めに社員とのプライベートセッションと。おせぇ。 エントリーシートの連絡は早めに出したがゆえに遅く感じてしまうのはしょうがないが、最初の面接が約三週間後?なんじゃそりゃ。経団連の意味不明なルールのせいで、3月に一斉解禁なのも意味不明だし、日系企業の新卒採用は遅すぎる。6月までたらたら選考する気なのかな。新学期入って授業が始まるから色々受けてみたいし、学会も近づいてくるから研究にも取り組みたい。修士で就活する人は大抵修士一年の夏から就活しているし、修士一年の間にほとんど終わるようにして欲しい。

プライベートセッション1

面接というよりは面談。面談の注意事項に内容をネットに書くなとあった。2021/04/04の週に電話が来て次は人事面接とのこと。70分もあるそうだが何をするのか。エントリーシートをかなり掘り下げるのかな。そして、クオンツとは独立してトレーダーの方の選考もするそうで。今までトレーダーの方とは一切話したこと無いので本当に0から。就活を早く終わらせたいのに長引きそうだ。

面接2

プライベートセッションなのか面接なのか、呼び方はようわからん。人事部の方と人事部の部長と各30分程度。人事部の方との面接では最初に就活の状況、志望度を尋ねられた。私はクオンツにしか申し込んでなかったので、クオンツになれなかった場合はどうするかを聞かれた。そして、クオンツは既に枠が埋まっておりほとんど可能性ないと。グローバルマーケッツの他の部門だったらまだ可能性はあるので他の部門で選考を進めてはどうかと言われた。さすがになえた。トレーダーの方でも選考進めますと言われたのはそういうことだったのか。はっきりと言ってくれたことは良かった。サイレントだと向こうのスタンスが全く分からないし、就活生を無下に扱っているように感じられる(なぁ、SMBC日興証券さんよぉ。)。 クオンツ以外の道に進むことを承諾したら、良い人と言われたが、すこしイラっとした。企業にとって都合に良い人ってことでしょ。トレーダーかストラクチャリングかははっきりとは決まっていないと言ったら、できるだけミスマッチが無いように社員に合わせると。
その後、人事部の部長との面接。いきなり自己紹介と自己PRを求められて、何も準備していなかったのと、なえていたのもあって頭が回らず、かなりしどろもどろになってしまった。他はなぜ金融かとか現在の専攻と全く異なるが良いのか、その他自己PRに関連した質問。どれもスマートに答えられなかったので、あぁ落ちたなと思った。逆質問では評価方法について尋ねた。収益部門では収益の割合が大きくなるが、それだけではなく定期的に上司とともに目標を立てて取り組み方やその達成具合も評価につながると。
その日のうちに電話が来て、次は2021/04/11の週に対面でセールスの部長とストラクチャリングの部長と90分ほどの面接を行うと。電話の時にトレーダーの方とも話したいと言ったら、数日後に同日にトレーダーの方との面接を組んでくださった。

面接3

先ずは午前中にストラクチャリングの方、セールスの方との面接。表情が見えた方が良いということでフェイスシールドが用意されていた。30分二回、間に10分休憩。私の一人目はストラクチャリングの方。入室して最初に思ったのはアクリル板がある上に距離もあったのでそんなに対策する?ってこと。債券・クレジットのストラクチャリングの部長をやられている方で、比較的典型的な質問が多かった気がする。覚えている限りの質問は以下の通り。

  • 長所と短所
  • 大学生活を通じて分かった自分
  • 仕事をするときに、人からの感謝が原動力となるのか、それとも自身のやりたいことが原動力になるのか
  • ストラクチャリングの仕事のイメージ
  • 10年後の金融業界
  • 逆質問

とある質問で途中で言葉に詰まってしまい、質問に答えきることが出来なかったのが悔やまれる。最後に金融の未来について聞かれたときは少し戸惑った。 IT企業の金融への進出とそれに伴う、金融業界の会社の在り方の変化についてしゃべったが相手はあんまりピンときていなさそうな感じがした。そりゃそうだわ。その場で適当に考えながら話してたんだから。逆質問では初めの自己紹介の時におっしゃってた既にある商品を別の商品にするってどういうことですかと聞いた。顧客の要望に、債券という形ではなくてローンという形がが良いというのがあるらしい。そういうのもあるんだなぁ。二人目はセールスの方。外資系の後みずほに入ったらしい。セールスの方は話しやすいな。質問は覚えている限り以下の通り。

  • 研究について素人にも分かるように説明して
  • 逆質問

あんまり面接って感じはしなかった。 途中、エキゾのトレーダーに向いていると言われたときに理由等尋ねてみたかったが話しをぶった切るわけにもいかなかったので聞けなかった。
次にトレーダーの方、セールスの方との面接。一人目はトレーダーの方。初めに今回の面接の3つのポイントをおっしゃっていた。1つはエントリーシートに書かれていない良いところを探すこと、2つめは志望度や志望業界について、3つめはここまで面接等をしてきたと思うがそれでもみずほについて知らないことも多いだろうし質問をしてもらうこと。とても学生思いな方で就職活動を通じて自分のいいところを再発見してくれと。覚えている質問は以下の通り。

  • 長所
  • 大学生活で自分の性格等変化したこと、自分について分かったこと
  • チームで動く中で対立した経験
  • 志望業界、志望度
  • プロジェクトの終わりがけ等忙しくなる時もあるが、大丈夫か、そのような経験はあるのか
  • 逆質問

逆質問では、トレーダーはうつになるとよく聞くがその割合、なる人の共通点を尋ねた。みずほで20年ほど見てきた感じではいないと。みずほはGMK内での異動がよくあるそうで、マネージャーがトレーダーに向いてなさそうだと判断したら別の部署に移すと。トレーダーをやる限り大損することはよくあるが、その時にあたふたせずに自分のやるべきことをしっかりやることができる人がトレーダーに向いているそうだ。そして、前の面接でエキゾのトレーダーに向いていると言われたがそれはなぜか尋ねてみた。エキゾが扱うデリバティブはマーケットで値段が表示されているわけではなく、すぐに値段は分からないから、原資産のトレーダーと比べると1ランク上なのだと。だから、数学とか分析的思考ができる人が向いているらしい。 二人目はセールスの方。この日最後の面接。この人もまたすごい話しやすかった。比較的覚えている質問は以下の通り。

  • なぜ金融、なぜ証券
  • 逆質問

少し面接の要素があったけど会話に近かった気がする。 結果は2週間以内に連絡すると。

提出したエントリーシート

ガクチカは個人情報が含まれているため掲載しない。優れた文章ではないと思うがお手柔らかにお願いしたい。

  • ご自身が選択したコース(※)の志望理由と、みずほ証券を志望する理由を400字以内で入力してください。(コース:GIBコース、GMKコース、RCUコース、ITRMコース)400文字以下
数学の力をビジネスに役立てる仕事に興味を持っていたので志望した。仮定や条件から現在の事柄が未来に与える影響を評価することで、損をしないための行動は何かが無数の選択肢の中から導かれるのは面白い。GMK部門においては顧客の抱える様々なリスクを回避するために、金融商品を用いるが、商品の適正な価格付けを行わないと裁定機会を生み、顧客に不必要な損をさせてしまう恐れがある。そこで数学を用いて理論的に価格付けを行うことに興味がある。貴社を志望する理由としては、貴社のアナリストは顧客からの評価が高いことと、「One MIZUHO」のもと顧客にとって有益な新しい挑戦を行いうるからである。前者については分析の質だけではなく、顧客に信頼されていることの表れであり、みずほの企業理念「信頼No.1のみずほ」が実現されている。後者についてはグループが一体となって初めてできる新しい領域に関与したいと考えている。

Wordで383文字。

  • 「あなたが考える日本の課題や問題点をとりあげ、当社グローバルマーケッツ部門で何を実現したいか」を400字以内で入力してください。400文字以下
日本の経済は長期にわたり低迷しており、債務残高も主要先進国の中で最も高い状態にある。日本が今後債務残高を増やさずに安定的に経済成長をするためには市場でのキャッシュフローを増やす必要がある。お金を流すことによって市場が動き、市場が動くことによってお金が生まれるサイクルを通して、経済的に成長することができるし、サイクルの過程で生まれる税収入により債務残高を減らしていくことができるだろう。コロナを経て世界は様々な変革を迎えた。新しい時代に日本を金融の面から支えるためにグローバルマーケッツ部門の果たす役割は大きい。停滞している市場にお金を流そうとしても市場がうまく動かず、市場からの利益は期待できない。無駄に損をしないためにはキャッシュフローの戦略が重要であり、その戦略が抱えるリスクも回避しておく必要がある。顧客の抱える懸念や要望を踏まえた上で最適なキャッシュフローの戦略を提供できるようになりたい。

Wordで400文字。